コピーライティングだけじゃない。写経のものすごい効能とは?
ゆうしんです。
「脱・ノウハウコレクター」
というのは、僕の研究テーマの一つです。
それはもちろん僕自身が元ノウハウコレクターで
さんざん苦しんだ経験があるからです。
なぜ行動できないのか?
なぜノウハウコレクターに陥ってしまうのか?
その原因は全て「マインド」にあります。
なんだ、よくあるマインド論か、と
思われるかもしれません。
しかし、それほど世間にマインド論が
あふれているにも関わらず、
行動できず諦めてしまう人が多いことも
また事実です。
この矛盾に苦しんでいる人は多いですし、
僕がこのサイトで何度も語っているテーマの一つでもあります。
マインド論を読んでもマインドが変わらないのは何故?
僕も、自己啓発書の類は何十冊も読みましたし、
行動の大事さについてのマインド論を
情報発信している人の記事もたくさん読んできました。
「とにかくアウトプット」
「考えるよりまず行動」
そう力説する人は多いですが、
それらをいくら読んでも、
行動が続くことはありませんでした。
時々、とても心に響く文章があり、
「よし!やるぞ!!」と燃えることもあるのですが、
それもせいぜい続いて2日。
「3日坊主」ですらありませんでした。
その意志薄弱ぶりに自分で自分がイヤになり、
「どうせ自分はダメなんだ」
と自己否定感が定着してしまうという、
負のスパイラルです。
なんで、こうなってしまうんだろう…?
と、ずっと悩んでいました。
でも、ふとした瞬間、何でもないときでしたが、
「あ、そういうことか」
と気付いたんですね。
そこから劇的にマインドが変わっていきました。
自分で自分を洗脳する。
その時気付いたのは、自分がマインドセットを
「考え方」や「理論」として捉えていたことでした。
「こう考えたら、行動できる理由になる」
というような理屈を求めていたんですね。
マインドというのは本来理屈ではなく、
心の奥底にある「欲動」「情念」とでもいうべき、
根源的な心の動き。
それを無理やり文章にして、人に伝えようという
無理ゲーにチャレンジしているのが、よくあるマインド論です。
僕が書いているこの文章もそうですが…^^;
「人間は感情の動物」と言われます。
人間の基本は「感情」であって、論理は後づけ。
だから、論理で人間の心を本当に動かすことは
至難の業なのです。
マインド論を読んで感銘を受けても、
それはたくさんある「情報」の一つにすぎず、
まだ心を動かすには至っていないのです。
そのマインド論を何度も何度もインプットし、
四六時中そのことを考え、
「自分で自分を洗脳する」
くらいの勢いで、奥底に刻み込むつもりでインプットしないと、
マインド論を読んでも何の意味もないのです。
刻み込まず、表面上だけで「こういうものだ」と理解して
「行動しなきゃ」と思っても、そりゃ行動できませんよ。
という話です。
「写経」の効能はコピーライティングだけじゃない。
ここでおすすめしたいのが、
よくコピーライティングのトレーニングで推奨される
「写経」です。
写経とは、ネット上にあるブログの記事や
セールスレターなどの文章をそのまま書き写す
トレーニング法です。
ただ読むだけでは分からない、
筆者の文章の「クセ」や「ノリ」などを
身に付けることができます。
マインドを叩き直したい人には、
この「写経」をおすすめしています。
「この人はすごい!」
と心から思った人がいたら、
その人の文章を、1日1記事でも2記事でも
写経するのです。
その時は、ただ漫然と書き写すのではなく、
プロフィールなどを見てその人のバックグラウンドを知り、
その人の身になって書いてみることを心がけるのです。
ブログの文章は、読者とのコミュニケーションですから、
心の中の声を文字に表すことが大事です。
その人がどういう気持ちでその文章を
タイピングしているか、なるべく再現してみる。
別に、それが間違っていてもいいのです。
「心の声を文章にする」
というのがアウトプットですから、
そのトレーニングができればいいのですから。
そして、あなたが心を動かされた文章を
そのまま再現してみることで、
心を動かす文章を書くとはどういうことか?という
「アウトプットの追体験」をしてみる。
その文章が素晴らしく、深くインプットしたいのであれば、
書くことでドップリと味わいながら自分の
奥底に刻み込むことができる。
技術的な面から見ても、
マインド的な面から見ても、
いいことづくめなのです。写経は。
「100万字」が一つの目安です。
しかし、そうは言っても
本当に実力がつくかも分からないし、
「ただ書き写すだけ」という単純作業は
精神的にきついという人もいるでしょう。
そういう人に覚えておいて頂きたいのが、
「100万字」という数値目標です。
個人差はありますが、だいたいどんな人でも
一定のレベルの文章を「100万字」写経すれば
それなりの文章力が身に付くという、一つの目安が
あると言われています。
タイピングの速度にもよりますが、
1日に1時間、3000文字打つとすると、
333日で100万文字に到達します。
1年近くかかるわけですが、
もちろん、タイピングのスピードは
どんどん上がりますので、
達成はもっと早いと思います。
それに、別にその間、写経だけやってなきゃいけない
理由はありません。
どんどん自分のブログで情報発信していけばいいのです。
僕の経験上、100万字どころか
1万字2万字くらいで自分の言いたいことが
ドンドン出てきて、意識しなくても
書けるようになってきます。
「記事を書く」とはどういうことか?という感覚が、
写経をすることで身に沁みて分かってくるという感じです。
心の声がスムーズに外に出せるようになるというか。
だから、100万字を一応の目標にはするのですが、
全然そこまでいかなくても情報発信者として
一人前にはなれると思います。
まとめ
「写経」は単にコピーライティングの技術向上だけの
目的で語られることが多いと感じます。
そうではなく、成功者のマインドを
心の奥深くにインストールする方法にもなるんですよ、
という観点から、写経をおすすめしてみました。
個人的な経験で言うと、僕もある情報アフィリエイターの
ブログとメルマガを徹底的に写経すると決めてから、
情報発信が一気に加速しました。
そのアフィリエイターは、自分よりだいぶ年下の人でしたが、
本当に素晴らしい情報発信をする人で、
この人に近づきたい!この人の思考を自分のものにしたい!
と思ったことがきっかけでした。
そういう人を見つけて、「TTP」(徹底的にパクる)つもりで
写経なり、手法を真似するなりしてみることをおすすめします。
その時に心がけていたのが、例の
「自分で自分を洗脳する」
という心構えでした。
中途半端では、変われないのです。
まったく成功者でない自分が、
成功者のマインドを身に付けるには、
もう「洗脳」レベルの意識改革をしなければいけない。
そう思ってやったことでした。
本当に四六時中、その人の音声を聞いていたし、
写経も1日1時間ではなく、何時間もやっていました。
「1を聞いて10を知る」ような天才は別ですが、
そうじゃない僕のような凡人には、
自分を洗脳するくらいの勢いで一気に意識を
塗り替えるという時期が、
一度は必要なんじゃないかと思います。
そこまで行って初めて、マインド「論」ではない、
本当のマインドを自分の中にインストールして、
行動できるようになるのだと思います。
無理に「行動しなきゃ」と思ってできるもんじゃないんです。
そんな無理しなくても、
「居ても立ってもいられない」
「行動せずにはいられない」
くらいの衝動をもって行動しているのが、成功者です。
僕はそういう成功者を目の当たりにして、
それに気付きました。
無理しても、それは無理なんです。
否応なしに行動してしまうくらいに、
自分の奥底からマインドを変えないといけないのです。
そうすれば、おのずと成功に向かって
突き進んで行きます。
以上、参考になれば幸いです。
ゆうしんでした。
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