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少子化を止めるために提案「結婚したら100万円」&「出産したら1人1000万円」!!

目安時間 7分

ゆうしんです。

 

日本の人口がどんどん減っています。

2018年の出生数は92万1千人で過去最低。対して死亡者数は136万9千人で、差し引き「44万8千人」日本人が減ったということになります。

びっくりです。44万人って凄い人数ですよ。僕が住んでいる富山県の富山市の人口が41万8千人で、それより多いんです。

富山市って北陸でもまあまあ大きいほうの都市なのですが、それが1年にひとつ消滅するくらいのペースなんです。

 

あかんです。国が衰退していってます。

国立社会保障・人口問題研究所のデータによると、このままだと日本の人口は

2018年 1億2644万

2045年 1億642万人

2065年  8808万人

って感じで激減していくらしいです。

これ止めないと!!

「えらい人」は事態のヤバさを全くわかってない

その原因はもちろん少子化。子供が生まれないってことです。

でも本当の原因は、子供を産むか産まないかってことより、そもそも結婚しない人が多いってこと。
生涯未婚率(50才で結婚していない率)は

1970年代 2%
2000年頃 10%
2010年  20%

激増です。5人に1人は一生結婚しない。そりゃ子供は増えませんよ。

あかんです。なので「お前ら結婚しろ!」っておじさん達は言うのですが、いやそりゃ無理ってもんです。
本人も結婚したいんですよ。でもまず「相手がいない」
昔は農村のムラ社会の中で、勝手に「この男にはこの娘」と、見合う人があてがわれた。
昭和中期になっても「お見合い」という習慣によって、黙っていても結婚相手が見つかった。
または近所とか会社のおばちゃんが「あんたたち付き合いなさいよー」って勝手に世話を焼いてくれた。

そんなラクな時代に結婚した50代60代の人が今社会の中枢にいる。あんたたちに今の若者の気持ちが分かるか!と。

 

運良く相手が見つかっても「お金がなくて結婚できない」んです。結婚式にも新生活にもお金がかかるし、子供が生まれればもっとお金がかかる。
今、若い人はとにかくお金がないんです。それが、おっさんには分からない。この断絶はほんとに深刻です。

エライ政治家さんたちは、若い人が結婚しないのは「趣味とか好きなことにお金と時間を使っているから」、つまり自分で選んでいるように思っているらしいのですが、なんと能天気なんでしょうか。
「しない」のではなく「できない」んです。

この事実が年長世代に伝わっていないのが、なんともはがゆい。

あんたたちが“普通”に結婚し子供を作ることができないのは時代が良かったからだよ、と。

 

でもたぶん、その意識を変えることはできないんでしょうね。特に日本人は大人になった瞬間に勉強をやめてしまうので、20才までに作り上げた価値観で一生を過ごす人が大半です。

だから今の「えらい人(凝り固まったおじいちゃん)」に期待しても無駄です。だから、まだ凝り固まってない50代、40代以下の「次の世代のえらい人」に期待します。

 

提言。これはバラまきじゃなくて投資。

で、どうするか。僕の案なのですが、お金をあげるしかないと思います。

地域共同体が崩壊し、すべてが市場経済に取って代わられた今、その代わりになるのはお金しかないでしょう。

そう言うと殺伐としているように聞こえますが、それは違います。
お金ってのは「信用」を形にしたものです。お金を持っている人は、その数値のぶんだけ社会から信用してもらえる資格を持っていると、暗黙の了解でみんなが信じているのです。

その「信用」を、社会が個人に与えるのです。
結婚するってこと、子供を産むってことは、社会にとって都合の良いこと。だから社会からあなたに信用の証として、◯◯円あげますよ!って。

それによって、かつての地縁・血縁のサポートと同様の力を得られるのです。

政府を小さくして民間の力を呼び起こすのが新自由主義ですが、今は政府が小さくなって・共同体も壊れて・民間にお金もなくて、ただ縮こまってるだけの緊縮主義です。
サポートが縮小する一方で、子供を作ろうっても無理です。

 

だから、お金で代替するんです。えらい人が怒るかもしれませんが「はあ?あんたらがお金で代替する社会=新自由主義を望んだんでしょう?」って言いたいです。

結婚や出産のコストをお金で代替するとしたら、

・結婚したら100万円

・出産したら1人あたり1000万円

くらい支給するのが当然じゃないでしょうか。

これくらい支給しても、全然ペイすると思いますよ。1000万円貰えるなら、絶対産むでしょう。
第三次ベビーブームはこれで簡単に作れます。

1人あたり1000万円、2018年度出生数92万1000人で計算すると9兆2100億円です。

結婚100万円のほうは、2018年に結婚したのが約59万組なので、×2で118万×100万円で1兆1800億円。
合わせて10兆3900億円。

これは無理な金額なんでしょうか?

結婚・出産という、人生でも有数の「お金がかかるイベント」に補助金を支給するというのは、高い確率で消費に回り、経済効果が高いですよね。

もちろん、それによって生まれた赤ちゃんは、大人になれば働いて税金を払い、国を支えてくれる。

 

こんなに良い投資はないと思うのですが。

 

東京オリンピックやら大阪万博やらで、「高度成長期よもう一度!」って夢見てるみたいですが、あれは史上稀に見る人口激増によってもたらされた特別ボーナスであって、今同じことを望んでも無理です。

でもこの「結婚したら100万円、出産したら1人1000万円」実現すれば、高度成長は簡単に実現しますよ。

やりましょう。

 

ってかこれくらいしないと日本は衰退するしかないって思います。

 

つまり半分諦めてるに等しいってことですが…

 

 

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管理人:ゆうしん

元中小企業の営業マン。
鬱で退職後、不動産投資と転売で稼いだり、また鬱になって休んだり。

中学から不登校だったり、高校中退したり、高認取って大学行ったり。

そんな経験をふまえて情報発信してます。

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