あいみょんを聴いて反省した
どうも、ゆうしんです。
年を取ると頭が固くなるのはしょうがないこと。
なんですけど、僕はできればそうなりたくないなと思ってました。
いくつになっても新しいことを受け入れる柔軟な頭と感性を持っていたい、と思っていた。
…のですが、さすがに三十代後半にもなるとそうもいかないみたいで。
「あいみょん」って歌手の方がいますよね。昨年2018年に大ブレイクした。
彼女を僕は「つまらん流行りの歌手」みたいに思い込んじゃってました。ああ。
コンビニとかどっかの有線で「マリーゴールド」を毎日のように聞かされていたのですが、正直「なんてつまらん曲だ」としか思えなかった。
それだけであいみょんさんを、すぐ消える軽薄な流行歌手だと評価してしまっていた。
すみません。反省です。
その評価、完全に間違ってました。
年をとると「過去の経験」で理解しようとしてしまう。。ダメすね
マリーゴールドは5枚目のシングルなんですね。
それがたまたま僕の好みに合わなかったんですが、しかし世間の評価は逆で、この曲がダントツ人気があって売れてるんですよね。
そのギャップで「またこんなくだらん曲が売れて…」って思っちゃったんですね。
正直「一発屋」としか見てなかった。
それまでに何曲も出してて、とっくに売れてたのに。
で、他の曲をちゃんと聴いてみたら、良いんですよ。凄く良い。
どれも質が高いし、歌もちゃんと上手い。
幅広い年代に受け入れられる感じですよね。正統派で、実力派。
こりゃ売れるはずだわ。
彼女自身、浜田省吾さんや小沢健二さんなどに強く影響を受けていると言っているとおり、その年代のテイストが濃いですよね。
僕が10代だった80年代~90年代に持っていっても違和感ない。
そう思えば、パッと聴いて「つまらん」と思ったのもしょうがないのかもしれません。
まさにその年代を中心に聴きまくってきた僕に、あいみょんが「味気ない凡庸な音楽」に聞こえてもおかしくはない。
年をとるにつれて、どうしても過去の経験の中から近いものを探して「これは◯◯みたいだ」と整理して理解した気になってしまう。
これは誰でもそうなのですが、それやってたら、頭がどんどん古くなっちゃいますよね。
気を付けないと。
貴方解剖純愛歌 〜死ね〜
「貴方解剖純愛歌 〜死ね〜」を聴いたら、これすごく面白い。
グロい歌詞が目を引きますが、それは僕には別にふーんって感じでして、それより曲が凄く刺さりました。
かなり好みの曲調で、聴いてて感情が高ぶります。曲だけで。
特にサビ後半の「死ねーぇぇぇぇぇえーぇぇぇぇええっ」部分は、ちょっとびっくりするくらいバチッと光るものを感じました。
大げさに言えば奇跡的。
ここで「死ね」という言葉のチョイスもそうだし、いろんな角度から見て天才的なくらい良くできてます。
これは計算じゃできないんじゃないでしょうか。
と思って調べたら、19歳の時に作った曲なんですね。すごい。
いや、評価が180度変わりました。あいみょん。
ファンの方々からすればほんとに「今さら?」って感じだと思いますが。
まあ人生遅すぎることはないです。
1曲だけ聴いて固定観念に囚われてたら、人生損しますね。
自分の老いと、柔軟に考えること、視野を広げることの大事さを教えられました。
ってとこで思ったんですが、ネットでよくある「炎上」ってのも、この視野の狭さによるものが大きいのではないかと思うんですよね。
「知らない」ことによる誤解。
誤解が誤解を生み、勝手にストーリーを作って、他の炎上案件と結びついたりして、どんどん拡大する。
2019年時点でもインターネット自体もSNSもまだまだ過渡期であり、炎上を防ぐ仕掛けや規制が追いつかないってことなんですけど。
最近ついつい語ってしまう「少年革命家ゆたぼん」さんの件も、それを感じました。
長くなるので別記事にします。↓
で、無理やり話を戻すと、あいみょんいいですね。
貴方解剖純愛歌はちょっと無理ですが、「君はロックを聴かない」とか、原キーで歌いたいな、って思いましたよ。
男ですが。
練習しようっと。
P.S.
夜中に上手い人の歌を聴いたら、むしょうに歌いたくなるんですよねえ。
ああカラオケ行きたい。
P.P.S
今検索してたら「君はロックを聴かない」をスキマスイッチさんがカバーしてたんですね。
とっても良い。
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