思想

避けられる困難は避ける。人生は漫画じゃない。2/2

目安時間 6分

どうも、ゆうしんです。

避けられる困難は避ける。人生はマンガじゃないんで。

の続きです。

「選択肢がなかった時代」の負の遺産

「困難から逃げてはいけない」
「仕事はつらいもんだ。文句言わず耐えてこそお金が稼げるんだ」

みたいなのは、今の日本には必要のない「負の遺産」だと思います。

 

昔はこれが必要だった時代もあったんでしょう。

まだ日本が貧しく、労働需要も今ほど多くない。つまり働き口が少ない。なのに労働人口は多い。

つまり、雇う側が圧倒的に強い時代。

 

そんな時代に、雇われる側が文句を言うなど不届き千万。

「仕事があるだけでありがたい」という“超・買い手市場”だったわけです。

 

そこで「仕事が好きじゃない」「合わない」などという理由で仕事を辞めるなんざ、単なる“わがまま”で、生きる資格のない「落伍者」だったわけですね。

 

でもね。
社会状況はそうかもしれませんが、事実「合わないもんは合わない」っすよね。

 

みんなそうです。

なので、それに耐えるための理由付け、言わば「教義」として、

「仕事はつらいもんだ」
「給料はガマン料。つらいことに耐えてこそお金が貰えるんだ」

という「労働者の心得」みたいなものが生まれた。

 

武田鉄矢さんが作った「母に捧げるバラード」という曲の中に、こういう歌詞が出てきます。

歌詞というか、語りの部分ですね。

死ぬ気で働いてみろ、テツヤ。

働いて、働いて、働きぬいて、
遊びたいとか、休みたいとか、そんなことおまえ、いっぺんでも思うてみろ。
そん時ゃ、そん時ゃテツヤ、
死ね!

それが、それが人間ぞ。
それが男ぞ。

 

いやーーー、すごいですよね。
遊びたい、休みたいといっぺんでも思ったら、その時は「死ね!」って。どんな地獄ですか。

 

もちろんこれは、あえて極端に言う「フリ」なところがあると思います。
極端を「演じている」というか。

「世間の厳しさを子供に教える親としての役割」。

それを演じる中で出てきた、ことさらに強く教える「フリ」をする表現という面はあります。

 

「遊びたいなんて思ったら、死ね!」なんて表現は、今だと「バカなの?」と思ってしまいますが、貧しかった時代にはこれが自然だったんでしょう。

 

「仕事とはつらいもんだ」というのは、そういう時代にできた人生観で、それがアップデートされず残ってしまっているのが僕たちの不幸な現状です。

雇う側に都合の良い労働者意識。再生産の構造

社会が豊かになって、働いて、働いて、働きぬいて」みたいに死ぬ思いで働かなくても、生きていけるようになった。

 

でも、相変わらず世間では「働かざる者食うべからず」であり、レールから外れたら生きていけないとされている。

 

学校でも社会でも、陰に陽にそう教えているんですよね。

教師や親がそう思っていなくても、教育体制、ひいては社会全体がそれで動いている。
だから、刷り込まれてしまうんです。

さらに、それで育った子供たちが大人になって、同じ価値観を子供に刷り込む。

 

これは「雇う側に都合が良い」ので、変えようというインセンティブが働かないからなんですよね。

法で規制して、強制的に変えるくらいしないと、ずっとこのままです。

 

この状況が平成の30年、いやもっと前からかな、続いてきたわけです。

 

「苦労は必ず報われる」って漫画みたいなストーリーを信じた結果

でも、人生は漫画じゃないんですよ。

現実は残酷です。
苦労が必ず報われるわけじゃない。

苦労して苦労して、いつまでも苦しみ続けて、そのまま定年退職を迎える人が大半でしょう。

 

漫画なら、主人公は苦労した後に必ず報われるようにできています。

それを現実世界でも信じることができたのは「苦労が報われるシステム」を一時的にでも実現できたから。

 

それを支えていたのはベビーブームによる人口激増だったので、出生率を爆上げできない限り、同じシステムは今のところ実現不可能です。

 

皆が信じていたシステムが崩壊した。

でも、それにみんな気づいて無いですよね。

 

破綻したシステムの上でいくら頑張ったって、無駄なんですよ。

 

なのに、ここに至ってまだ「苦労は必ず報われる」と頑張っている人のなんと多いことか。

 

大企業に入ったら安泰かと思ったら倒産、リストラだし。

弁護士や歯科医が食いっぱぐれる時代だし。

 

ニュースみてたら「学歴や資格なんて当てにならないな」って誰でも分かるんですけど、かといって他にどんな道があるってのよ。

 

厳しい世の中だからこそ、今のシステムにしがみつく。

当然です。

 

今のシステムがおかしいことは薄々分かってる。

でも、他に道はない。
だから現状維持しかない。

 

むしろ大企業が信用できないからこそ逆に「信用できる大企業はどこか??」と鵜の目鷹の目で探さないといけない、みたいな状況。

 

ちゃうんですよ。

そこを脱した新しい生き方が必要なんですよ。

 

で、まさに僕はそれを提案していきたいと思ってます。

 

 

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管理人:ゆうしん

元中小企業の営業マン。
鬱で退職後、不動産投資と転売で稼いだり、また鬱になって休んだり。

中学から不登校だったり、高校中退したり、高認取って大学行ったり。

そんな経験をふまえて情報発信してます。

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